Journal

採用サイトで社員インタビューを作るコツとメリット【5つの実例から解説】

採用サイトに今や必須とも言える社員インタビュー。

実際に自社の採用サイトにインタビューを載せるためには、どのように進めていけばいいのでしょうか。

この記事では、下記について紹介していきます。

  • 採用サイトに社員インタビューを設けるメリット
  • 魅力的なインタビューを作るコツ
  • インタビューの事例
  • 社員インタビューの作り方

この記事を読むだけで、採用サイトに社員インタビューを載せるメリットやコツがわかります。

この記事の監修者
Takeshi Yoshida

Senior Account Executive
大手採用広告企業の求人広告代理店に新卒入社後、延べ300社以上の新卒・中途・アルバイト採用の支援等に携わる。その後採用コンサルティング企業にて様々な企業の採用・育成支援・制度設計を担当し独立。2020年よりスカイベイビーズに参加し、採用サイトを中心に多くの案件に携わる。※スカイベイビーズ社では、100社以上の採用サイト実績があります。

採用サイトで社員インタビューを設けるメリット

採用サイトに社員インタビューを設けるメリットは下記4つです。

  • 入社後の働くイメージを知ってもらえる
  • 求める人物像を伝えられる
  • 社内の様子や社風を知ってもらえる
  • 社員のモチベーションがアップする

1つずつチェックしていきましょう。

① 入社後の働くイメージを知ってもらえる

採用サイトに社員インタビューを設けるメリット1つ目は、入社後の働くイメージを知ってもらえることです。

求職者からすると、その会社でどんな仕事をしていくのかは気になるポイントのひとつ。

社員インタビューで、1日の過ごし方や業務の内容、キャリアパスを伝えることで、求職者が自然と自分の入社後の働き方をイメージできます。

実際に入社後の働き方がイメージできるかで最終的に会社を決めた方も多く居るようです。

入社後の働き方がイメージできるような社員インタビューを設けるようにしましょう。

② 求める人物像を伝えられる

採用サイトに社員インタビューを設けるメリット2つ目は、求める人物像を伝えられることです。

求める人物像に近い人を社員インタビューで取り上げることで、自社にマッチした人材からの応募を集めることができます。

求職者側としても一緒に働く社員の情報だからこそ、インタビューがあることで自分に合うか合わないかの判断もしやすくなります。

最終的に自社が求める人材を集めるためにも、社員インタビューは有効です。

③ 社内の様子や社風を知ってもらえる

採用サイトに社員インタビューを設けるメリット3つ目は、社内の様子や社風を知ってもらえることです。

採用サイトに社員インタビューを用意することで、こんなことも伝えられます。

  • その会社にはどのような雰囲気の社員が多いのか
  • どのようなオフィスで働いているのか

つまり社内の様子や社風を、自然に伝えることができるのです。

社内の様子や社風は入社後のミスマッチ解消にもつながるため、社員インタビューで見せていくのがおすすめです。

④ 社員のモチベーションがアップする

これまで新たに採用するためのメリットを伝えてきましたが、4つ目は既に働いている社員へのメリットです。

それは、社員のモチベーションがアップすること。

たくさんいる社員の中からインタビューの対象に選ばれることは喜ばしいですよね。

さらに公開したインタビュー記事を社内告知すれば、受けてくれた社員は顔が広がったり仕事がしやすくなったりという効果もあるでしょう。

結果として、インタビューを受けてくれた人のモチベーションが上がりますよ。

採用サイトを魅力的にするための社員インタビューのコツ

採用サイトを魅力的にするための社員インタビューのコツは下記5つです。

  • インタビュー内容は等身大にする
  • ストーリー性を持たせる
  • オンだけでなくオフの情報も交える
  • 1日の仕事の流れを載せる
  • インタビューの種類をうまく使い分ける

ポイントは、社員インタビューを通じて、求職者が入社後を想像できるかどうかです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

① インタビュー内容は等身大にする

魅力的なインタビューのコツ1つ目は、内容を等身大にすることです。

情報社会となった今では、企業の情報を知る手段もさまざま。

口コミサイトや情報誌はもちろん、SNSとあらゆる手段で調べられる時代です。

では就職活動中、転職活動中に一番知りたい情報は何でしょうか?

それは「リアルな企業の姿」です。

そのため、社員インタビューでは見栄をはらずに、等身大の姿を見せるようにしましょう。

もしインタビューで誇張してしまうと、求職者が入社した後のギャップとなり最終的なミスマッチに繋がります。

社員インタビューでは、求職者に等身大の姿を見せるようにしましょう。

② ストーリー性を持たせる

採用サイトのインタビューを魅力的にするコツ2つ目は、ストーリー性を持たせることです。

社員一人ひとりには仕事を通して成長してきたストーリーがありますよね。

例えば、下記のようなものです。

  • 入社して初めて取り組んだ仕事
  • 仕事で喜怒哀楽を感じたエピソード
  • 部署異動をして新しく挑戦したこと

そんな社員の持つストーリーをインタビューで紹介しましょう。

ストーリー性のあるインタビューを紹介することで、求職者は「自分が入社したらどんな成長ができるのか」をイメージできます。

またインタビューでは、起承転結をつけて読みやすくすることも重要です。

インタビューにストーリーをもたせ、求職者が成長のイメージを持てるようにしましょう。

③ オンだけでなくオフの情報も交る

採用サイトのインタビューのコツ3つ目は、オンだけでなくオフの情報を交えることです。

コロナ禍の影響もあり、最近の求職者はワークライフバランスを重視するようになりました。

株式会社アスマークの調査(PR TIMESより引用)によると、私生活重視派が5割強を占めるという結果もあります。

つまり仕事以外の過ごし方への関心が高まっていることがわかります。

そのため、インタビューでは仕事の内容だけでなく、社員のオフについてもあわせて紹介しましょう。

  • 休日はどんなことをしているのか
  • 趣味はなにか
  • 出退勤は何時頃なのか
  • 有休はとりやすいのか

このようなオフの情報も社員インタビューでは紹介し、ワークライフバランスの良さもアピールしていきましょう。

④ 一日の仕事の流れを載せる

採用サイトのインタビューのコツ4つ目は、1日の仕事の流れを載せることです。

先輩社員がどのように1日の働いているのかを見せることで、求職者は入社後どのように働くのかをイメージすることができます。

また、もしテレワークのことに触れる場合は、実施していることを伝えるだけでなく、ひと工夫するのがおすすめです。

コロナ禍もあり一般的になったテレワークですが、会社によって実情は様々。

そのため、テレワーク中、社員が自宅でどのように仕事を進めているのか、オンとオフをどのように切り替えているのかといった情報も紹介するといいでしょう。

ちなみにテレワークを実施しているかどうかで、応募数は違ってきます。

もし実施している場合には、積極的に情報発信していきましょう。

インタビューの種類をうまく使い分けよう

採用サイトのインタビューのコツ5つ目は、インタビューの種類をうまく使い分けることです。

社員インタビューと一言で言ってもいろいろな種類があります。

例えば下記です。

  • 社員1名の単独インタビュー
  • 複数人で行う座談会
  • プロジェクト別のメンバー対談

それぞれ詳しく説明します。

種類形式できること
単独インタビュー社員1人に焦点を当てる・特定の職種・業務への理解が深まる
・求める人物像を伝えられる
座談会上司と部下、同期といった組み合わせて対談を行う・入社後にどのように働くのかをイメージできる
・新入社員の対談を使えば、求職者にとって身近なロールモデルを作れる
プロジェクト別のメンバー対談プロジェクトに関わる別部署のメンバーで対談を行う・大規模プロジェクトのPRができる
・部署間の相関図が見せられる
・仕事は一人では進めれないことを伝えられる

これらの社員インタビューを使い分けることで、会社のいろいろな側面を見せることができます。

単独インタビューと対談形式、自社の伝えたいメッセージに合わせて組み合わせていきましょう。

採用サイトの社員インタビュー事例5選

採用サイトで社員インタビューを掲載している5社を紹介します。

  • 三井住友銀行
  • 損保ジャパン
  • 三菱UFJ銀行
  • ゲームフリーク
  • 三井物産ケミカル

1社ずつ見ていきましょう。

あわせて採用のプロから見て、その企業のインタビュー魅力ポイントも紹介していきますね。

三井住友銀行

» 三井住友銀行の採用サイトはこちら

日本を代表する大手銀行の1つである三井住友銀行。

採用サイトは「いい子になるな、いい個になれ。」をキャッチコピーとしています。

その強いメッセージを体現するような、力強いコンテンツとデザインが特徴です。

一言でかっこいい採用サイトですよね。インタビューは一人ずつ紹介する個別タイプ。社員が話している動画の上に、テキストが乗る形のデザインがかっこいいです。大企業になると部門が多く、それぞれの部署が何をやっているのかがわかりづらいのですが、三井住友銀行の採用サイトでは部門紹介ページで詳しく紹介しています。さらに部門ごとの業務紹介から、その部門で働く社員インタビューへの流れがスムーズでわかりやすいです。

損保ジャパン

» 損保ジャパンの採用サイトはこちら

大手損害保険会社の一つである損保ジャパン。

採用サイトは「挑戦」をキーメッセージとして打ち出しており、社員インタビューのタイトルも「挑戦者たち」となっています。

コンテンツの「キャリア図鑑」からは、自分の理想とする働き方をする社員の働き方がわかるのも特徴です。

損保ジャパンの採用サイトは、「挑戦」というキーワードが最大の特徴。社員インタビューは、職種ごとのやりがいについて、単独インタビューを中心にまとめられています。それぞれの内容では、1日の時間割や仕事の流れといった求職者が気になるポイントを押さえられていますね。また各インタビューには、LGBTやSDGsなど多様なキーワードが設定されており、求職者が興味関心から絞り込んで見られるようになっています。

三菱UFJ銀行

» 三菱UFJ銀行の採用サイトはこちら

日本を代表するメガバンクの1つ、三菱UFJ銀行。

採用サイトは「やりたいことがあります。」という銀行らしからぬキャッチコピーが特徴です。

社員インタビューも「私たちのやりたいこと」とし、内容でも社員自身の「やりたいこと」にフォーカスしています。

まず動画を活用しているのがいいです。社員インタビューをテキストだけでなく、1分半というストレスのない短時間の動画でインタビューをまとめていて見やすいですね。記事の中では「私のキャリア」として社員自身のキャリアを紹介しているので、求職者は社内でどのように成長できるのかをイメージしやすいです。さらに息抜き方法や休日の過ごし方を問いかけていて、オンとオフの過ごし方を紹介しているのがいい。

ゲームフリーク

» ゲームフリークの採用サイトはこちら

ゲームフリークは、「ポケットモンスター」シリーズなどのゲームソフトの企画開発を行う企業です。

そんなゲームフリークのキャッチコピーは「世界を変えよう。何度でも。」

採用サイトには、クリエイターが新しいチャレンジをしたくなるようなメッセージがいたるところに散りばめられています。

ゲームフリークの採用サイトは、対談形式が多いのが特徴ですね。デザイナー、プログラマー、新卒対談まであって、ゲームの制作に強く、技術者の多い会社であることを上手にPRしています。単独インタビューも新卒・中途はもちろん、職種ごとに紹介。個人の業務にフォーカスすることで、求める人物像を伝えていますね。単独インタビューと対談を両方使うことで、求職者にチーム内の様子や関係性も含め、いろんな側面から会社の雰囲気を伝えています。

三井物産ケミカル

» 三井物産ケミカルの採用サイトはこちら

三井物産ケミカルは、化学品の専門商社です。

採用サイトは「日本一の笑社へ」のキャッチコピーのもと、熱意のこもったメッセージがトップに掲載されています。

また社員の笑顔あふれる写真が多数掲載されていて、キャッチコピーをサイト全体で訴求しているのも特徴です。

三井物産系列と聞くと、大企業で「社長との距離が遠いんじゃない?」と身構えてしまいそうですよね。しかし三井物産ケミカルでは社長座談会のコンテンツがあり、社長との距離の近さやフラットな社風をうまく表しています。「日本一の笑社へ」というキャッチコピーを、社長を始めすべてのインタビュー写真に連動しているのもいいですね。すべてのインタビューがコンセプトとうまく一致しているのが魅力的です。

採用サイトに社員インタビューコンテンツを導入する方法

採用サイトに社員インタビューコンテンツを導入する方法は、下記2つです。

  • 自社で制作する
  • プロに依頼して制作してもらう

それぞれの方法のメリット、デメリットを見ていきましょう。

自社で制作する

採用サイトにインタビューを作る方法1つ目は、自社で制作することです。

自社で制作するメリットは以下です。

  • スピーディーに制作できる
  • 費用が抑えられる 反対にデメリットは以下です。
  • 品質が劣ってしまう可能性がある

主観的な内容になってしまう スピーディーに進めたい、費用を抑えたい場合には、自社で制作を進めるのがおすすめです。

ただし制作時は、主観的になっていないか、内輪ノリが出ていないかなどに注意しましょう。

プロに依頼して制作してもらう

採用サイトにインタビューを作る方法2つ目は、プロに依頼することです。

プロに制作してもらうメリットは以下です。

  • 高いクオリティのものを制作できる
  • 手間が減る
  • 客観的なアピールができる

反対にデメリットは以下です。

  • 費用が高い

プロに依頼するデメリットは、費用が高いことです。

しかしその分、クオリティの高いインタビューを作ることができます。

客観的にアピールすべき内容を精査してくれるため、求職者にとってより魅力的なコンテンツ作りができます。

また自社制作よりも手間が減るため、人事担当だけで作れない場合にもおすすめです。

社員インタビューを効果的に使って採用サイトを魅力的に仕上げよう

採用サイトに社員インタビューを載せることで、求職者に働くイメージをもたせ、応募数増加に繋がります。

その他にも求職者とのミスマッチの防止や、社員のモチベーションアップなどメリットは多数。

そのため社員インタビューは、今や採用サイトに必須のコンテンツです。

しかし制作にはコツも多く手間もかかります。

そのため社員インタビューの制作は、プロに任せるのがおすすめです。

依頼する会社を選ぶときに最も重視してほしいのが、実績が豊富なところを選ぶこと。

実績のない企業では、社員インタビューの進行で逆に手間がかかってしまったり、クオリティが思ったようにならなかったりというケースもあります。

このブログを運営する当社スカイベイビーズでは、採用サイトの制作を得意としており多数の制作実績があります。

» スカイベイビーズの採用サイト制作実績

ここまで読んでみて「自社の魅力が伝わる採用サイトが作りたい」と思った方、「採用がうまくいっていないので採用戦略全体を見直したい」と思った方は、ぜひ当社スカイベイビースにご相談ください。

当社の経営理念は「自然体で、生きる。」です。現状の採用の課題への対処はもちろん「採用力強化のために何をすればいいのかわからない」という場合にも、家族やチームメイトのような距離感で貴社の自然体を引き出し、最適な採用ブランディングをお手伝いします。

当社の採用ブランディングサービスの概要が知りたい方はまず無料の資料をどうぞ。

私たちのやっていること、お取り組み事例などが掲載されていますので、「まず採用ブランディングについてざっくり知りたい」という方はぜひ無料ダウンロードしてくださいね。

なお、まずは相談してみたいという方は下記ボタンからご予約ください。

貴社の魅力を引き出す
ブランディングなら、
私たちにお任せください!