採用サイトのデザイン参考事例13選【最新トレンドから作り方のポイントまで解説】
採用サイトのデザインは非常に重要である、と誰もが認識していると思います。
しかし、デザインが思うようにいかずに悩んでいる方も多くいることでしょう。
本記事では、このように悩んでいる方のためにために、採用サイトのデザインについてまとめました。
- 人気採用サイトのデザイン参考事例
- 社員インタビューが参考になる採用サイトのデザイン
- 採用サイトのデザインが集められたギャラリーサイト
- 採用サイトのデザイン時に気をつけるポイントとトレンド
この記事を読むことで、採用サイトのデザインについて理解することができます。
ぜひ、最後までご覧ください。
人気ランキング上位から見る採用サイトの参考例5選
まずは、新卒向けの採用サイトで人気がある企業のデザイン事例を紹介していきます。
「人気採用サイトランキング」の内容をもとに抜粋し、ランキング上位5つを主にご紹介します。より詳しくご覧になりたい方は下記記事をあわせてお読みください。
- 講談社
- 楽天
- 東京海上日動
- サントリー
- ニトリ
各採用サイトでは、各企業の良さや個性が伝わるような工夫がされており、魅力的なサイトに仕上がっています。
では順番に見ていきましょう。
講談社
採用サイトのURL | https://recruit.kodansha.co.jp/2023/ |
採用サイトの特徴 | ・一目で出版社とわかるようなデザイン ・働く社員をとんがり人間と呼び、どういった社員がいるのかを紹介 ・生の声が伝わるように、企業の新入社員のアンケート結果を公開 |
1つ目は講談社の採用サイトです。
日本を代表する大手総合出版社で、採用サイトは本や出版を連想させるデザインとなっています。
働いている社員の紹介や、生の声が伝わるページが作られており企業の中身を伝えることができる構成となっています。
楽天
採用サイトのURL | https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/ |
採用サイトの特徴 | ・楽天のカラーである赤で統一されている ・動画を利用して会社のコンセプトを表現 ・会社メンバーを紹介するページあり |
2つ目は楽天の採用サイトです。
楽天市場や楽天モバイルなど、数多くの事業を手掛ける楽天グループです。
採用サイトは、楽天のカラーである赤色を基調とし、経営理念である「EMPOWERMENT(エンパワーメント)」を意識した元気あふれるサイトに仕上がっています。
東京海上日動
採用サイトのURL | https://www.saiyou.tokiomarine-nichido.co.jp/ |
採用サイトの特徴 | ・数多くのプロジェクトストーリーがある ・モンスターハンター保険などの目を引く企画 ・損害保険を生み出したパートナーとの対談 |
3つ目は東京海上日動の採用サイトです。
自動車保険や火災保険などの各種保険を手掛けている東京海上日動ですが、サイト訪問者の目を引くようにモンスターハンター保険というような企画を立ち上げています。
新しい保険が出来た背景や、プロジェクトストーリーを豊富に紹介しており、興味を持ってもらうための工夫が施されています。
サントリー
採用サイトのURL | https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/ |
採用サイトの特徴 | ・求職者が欲しい情報が網羅されて見やすく配置されている ・仕事内容やキャリアについて細かく説明している ・内容がまるごと分かるWebセミナー動画を配置 |
4つ目はサントリーの採用サイトです。
清涼飲料水やビールなどのお酒等、多種多様な飲料を取り扱うサントリーのWebサイトは全体としてバランスが取れている良いサイトです。
会社を理解してもらうコンテンツが十分にあることはもちろん、キャリアの考え方、仕事内容を紹介することにより、会社に入ったあとのイメージがよりできるように工夫されています。
ニトリ
採用サイトのURL | https://www.nitori.co.jp/recruit/newgraduate/ |
採用サイトの特徴 | ・LINEやYouTubeなどのSNSへの導線 ・伝えたいことを絞ったデザイン |
5つ目はニトリの採用サイトです。
採用サイトのトップに「君の夢は、君を創る」というメッセージを大きく表示し、企業のブランディングを行っています。
LINE、やYouTube、InstagramなどのSNSへの導線も準備されており、新卒採用向けに準備万端です。
社員インタビューが参考になる採用サイトのデザイン参考例3選
採用サイトにおいて、社員インタビューは現在は必須のコンテンツと言えます。
社員インタビューを設けることで、下記の内容を伝えることが可能になります。
- 働くイメージ
- 求める人物像
- 社内の働く様子
今回は下記記事より一部抜粋して、採用サイトにおけるインタビュー事例をいくつか紹介します。
今回紹介するのは3社の事例です。
- 三井住友銀行
- 損保ジャパン
- 三菱UFJ銀行
では順番に見ていきましょう。
三井住友銀行
三井住友銀行は日本を代表する大手銀行の1つです。
採用サイトのメッセージは「いい子になるな、いい個になれ」ですが、会社の中でいい個である先輩社員のインタビュー記事が数多くあります。
様々な立ち位置、仕事内容での事例が豊富であり非常に参考になるインタビュー事例です。
損保ジャパン
損保ジャパンは大手損害保険会社の1つです。
採用サイトでは「挑戦」をキーメッセージとして表示しており、先輩社員のタイトルにも挑戦という文字が使われています。
プロジェクトストーリーも社員を数人登場させて、インタビュー形式で紹介しています。
三菱UFJ銀行
日本のメガバンクと言えば三菱UFJ銀行ですが、採用サイトに大きく「やりたいことがあります。」とキャッチコピーが表示されていることが特徴です。
その言葉通り、社員のやりたいことをインタビュー形式で公開しています
動画とテキスト(文章)の2つを用いており、しかもそのどちらも非常にクオリティの高いコンテンツに仕上げていることで企業のイメージアップにも成功しています。
採用サイトのデザイン参考事例がわかるギャラリーサイト5選
ここからは採用サイトのデザインを考える上で参考になる「ギャラリーサイト」を5つ紹介します。
企業の業種・ジャンル、また採用サイトだけでなくコーポレートサイトやオウンドメディアまで、サイトの種類を問わず様々なWebサイトのデザインを見たい場合に参考になるでしょう。
- MUUUUU.ORG
- 81-web.com
- bookma!
- SANKOU!
- Web Design Clip
1つずつ紹介していきます。
MUUUUU.ORG
MUUUUU.ORGはクオリティが高い縦長レイアウトのWebサイトのリンクを集めたサイトです。
カテゴリ、デザインの系統、タイプ別、色別などから検索が可能で、自分が求めているデザインを見つけやすいサイトです。
2,000以上のサイトが集められているので、きっと自分がイメージしているものに近いサイトが見つかることでしょう。
81-web.com
81-web.comは日本国内で優れたWebデザインのサイトを集めたリンク集です。
検索はカテゴリ、色だけでなく、タグ、使用しているフォントから検索が可能です。
ターゲットとなる人物像が日本国内向けであれば、参考にする価値は十分にあります。
bookma!
bookma!は、パソコンとスマートフォンでどのように表示されるか同時に確認することができるギャラリーサイトです。
スマートフォンからサイトを閲覧するユーザーが増えているため、そのレイアウトに対応したデザインをすることは必須となります。
スマートフォンで表示した際のサイトデザインをさがすのにおすすめのギャラリーサイトです。
» bookma!
SANKOU!
SANKOU!は、日本のWebサイトおよび、LPを集めたギャラリーサイトです。
このサイトもサイトの種類、業界、デザイン性から検索して、希望のサイトを見つけることが出来ます。
採用サイトという検索が可能なので、採用サイトで参考になるデザインを見つけられるでしょう。
» SANKOU!
Web Design Clip
Web Design Clipは、日本国内、世界を問わず参考になるWebサイトを集めたギャラリーサイトです。
日本、世界、LP、スマートフォンとカテゴリが分かれており、自分が探したいものを探しやすくなっています。
また、使用されている色やタグでも抽出可能になっています。
採用サイトのデザイン時に気をつけるべき2つのこと
採用サイトのデザインを検討する際に、下記2つは必ず気をつけるようにしてください。
- 求職者を徹底的に意識して作ること
- どのページを見ても自社の魅力が伝わるようにする
意識していると意識していないのでは、出来上がりに大きな差が生まれます。
1つずつ解説していきます。
求職者を徹底的に意識して作ろう
1つ目は「求職者を徹底的に意識して作ること」です。
サイトを見る人=求職者の方を意識せず自分たちの作りたいものを作っている企業は意外に多いものです。
たとえば当社に過去依頼のあった事例で「新卒向け求人サイトに動画を入れてサイト内で音を出せるようにしたい」といった要望がありました。
企業説明のような動画を用意して、じっくりと学生に見てほしいという目的から動画を希望していましたが、実際のところ学生は気軽に音声を再生できる環境にはありません。
学生が動画視聴をするとすれば、You Tubeを大学の授業のあいまや休憩中、移動中などに、必要な部分をサクッと視聴する…などの場面が想定されます。
ところが上記の企業説明動画はそれとは真逆の動画コンテンツになっており、エンタメ性もない固い雰囲気の動画を長々と見る気は決して起きませんし、サイト内埋め込みとなると倍速再生もできません。
そもそも気軽に音声を再生できるような環境にもいないので、求職者である学生がまったく求めていないコンテンツになってしまいます。
こうしたギャップが生まれないよう、職者が求めているコンテンツを一番に考えた企画作りをするべきです。
どのページを見ても自社の魅力が伝わるようにしよう
2つ目は「どのページを見ても自社の魅力が伝わるようにすること」です。
採用サイトはユーザーの回遊性が意外にも高くありません。
TOPページを見てから、募集要項へページ遷移して終了というイメージが近く、「自分の必要な情報を見つければすぐに離脱するサイトである」と捉えておくとわかりやすいかもしれません。
しかし企業の採用担当は、「こういう順番でページを全部みて欲しい」と考え、全部のページを見てもらう前提で採用サイトをデザイン・制作してしまうことが多いように思います。
ところが実際は前述のように採用サイトは自分の必要な情報にアクセスしたらすぐに離脱することがほとんど。この事情を理解してサイト制作を進めないと自社の魅力がまったく伝わらないままになってしまいます。
これを避けるためにも「どのページを見たとしても、自社の魅力が伝わるように」作成しておきましょう。
採用サイトのデザインのトレンド
時代の変化に伴い、採用サイトに求められるコンテンツも変化していきます。
近年の採用サイトのトレンドは下記3つです。
- 動画が多い
- シンプルなデザイン
- 企業理念などのページの閲覧が増えてきている
1つずつ解説していきます。
動画が多い
1つ目は「動画が多いこと」です。
動画では加工が難しいからこそ、生っぽさ、リアルさを伝えることができます。
これまでは、求職者に会社へ実際に足を運んでもらい、会社見学や社員と話をしたり等してリアルな情報を伝えてきました。
しかし、近年ではコロナウイルスの流行から上記のようなコミュニケーションが取りづらい状況になってしまっています。
こういった状況において、リアルな現場をできるだけ見せたいという目的を叶えるためには、動画が最適という結論です。
また、インターネット回線の高速化、5Gの段階的な普及に伴い、動画を見るための環境が整って来ているということも背景として大きいでしょう。
シンプルなデザイン
2つ目は「シンプルなデザインであること」です。
具体的には1画面=1要素という、1つの画面内に多くの情報を詰め込まないシンプルなデザインが主流になってきています。
最近は文字を読まないユーザーが多くなってきており、1つの画面に多くの要素があったり、過度な装飾が多い場合、見ているだけで疲れてしまいます。
これに対して、できるだけ見やすく、余計な要素を省いていくことで、シンプルなデザインになってきました。
企業理念などのページの閲覧が増えてきている
3つ目は「企業理念などのページ閲覧数が増えてきていること」です。
近年は企業理念・ビジョンのページを気にする学生が増えています。
具体的には、下記のようなコンテンツがよく見られるようになってきました。
- 具体的な企業価値
- 社会に対してどんな貢献をしているか
- トップメッセージ(ビジョンや価値観)
SDGsやESG経営という観点を気にする求職者が多くなっておきており、そういったページを用意することが必須になってきたと言えるでしょう。
採用サイトを制作する3つの方法
最後に、採用サイトを制作する方法について解説します。
採用サイトをデザイン・制作するには大きく下記3つの方法があります。
- 自社で内製
- 制作会社にフル外注する
- 制作会社と協業で制作する
それぞれ一長一短あるため、明確にどれが良いということはありません。
下表に特徴を簡単にまとめましたので、会社の状況に合わせて選択してください。
制作方法 | 概要 | メリット | デメリット |
内製 | 自社ですべて企画、制作を行う | 制作費用がかからない | 求職者にとって魅力的なコンテンツにならない可能性あり |
フル外注 | 制作会社にすべてい委託する | 高品質なコンテンツが出来上がる | 制作会社へ費用を仕払う必要あり |
協業 | 企画は制作会社、制作は自社のように分担する | プロの考えた構成でコンテンツが制作できる | 自社にコンテンツを制作するリソースが必要 |
1つずつ詳細を説明していきます。
①自社で内製する
1つ目は自社で内製する方法です。
自社の社員のみで、企画立案・検討から、コンテンツの制作までを実施します。
追加での費用が発生しないため、とりあえずやってみようという場合は非常に相性がよいです。
ただし、採用サイトの制作経験はほぼないに等しいと考えられ、品質が高いコンテンツを作るのは難しいかもしれません。
②制作会社にフル外注する
2つ目は制作会社にフル外注する方法です。
コンテンツの企画から、制作までの工程をすべて制作会社に委託します。
制作会社は採用サイトを作るプロであり、トレンドにあったコンテンツ企画・デザイン・制作を行うことが可能です。
ただし、制作を依頼する際の外注費が発生します。(制作費の相場は200~500万円)
また、制作会社によって、得意とする分野やクオリティ、納期、費用にばらつきがあるため、制作会社選びが重要になります。
③制作会社と協業で制作する
3つ目は制作会社と協業する方法です。
制作会社と協力し、どういったコンテンツを作っていくのかという企画は制作会社と検討した上で行い、企画に基づいて制作自体は自社内で行うというやり方です。
コンテンツの成功を決める上で重要なのは、やはり企画になります。
その企画の検討へプロである制作会社に入ってもらい、第三者の意見をもらうことで、より魅力的な企画に仕上げることができます。
また、コンテンツの制作を自社の社員で行うことで、費用的にもフル外注に比べて抑えることが可能です。
ただし、内製型ほどではないものの、自社の社員で制作を行うための人材を集めておく必要があります。
成功する採用サイトのデザインは「スカイベイビーズ」へ
ここまで解説してきたように、採用サイトにおけるデザインを考えるのは、求職者を徹底的に意識することが求められ、かつ自社を魅力的に伝えるようにする工夫も求められるため、非常に難しいもの。
とはいえ制作会社に依頼するにしても、決して安くはない制作費用もかかりますし、制作会社選びは失敗はしたくないことと思います。
そんなときにはぜひまずは当社・スカイベイビーズへ無料相談してみませんか?
スカイベイビーズではこちらのページにあるように過去多数の企業様の採用サイトを制作してきました。
当社の特長は「伴走する制作」にあります。
徹底したヒアリングを重ね、自社の持つ魅力を深掘りし採用サイトのコンセプト作りからお手伝いします。費用のこと、過去の制作事例のこと、採用サイトのことで悩んでいたら、まずはお気軽にご相談ください。
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