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3児のママでも活躍できる。誰もが柔軟に働けるスカイベイビーズの環境とは

3人の子どもを育てながら、スカイベイビーズのデザイナーとして働く堤泰子さん。仕事と育児を両立できているのは「出社義務がなくて柔軟に働ける仕組み」と「チームならではの融通」があるからだといいます。堤さん自身の工夫やスカイベイビーズの制度も踏まえつつ、子育てしながら働きやすい環境について考えました。

出社しているかどうかで評価される環境は、子育てに合わない

──まずは、堤さんのこれまでを教えてください。スカイベイビーズに入るまでどんなお仕事を、どんなふうに育児と両立されてきたのでしょうか。

仕事はずっと、Webメインのデザイナーをしてきました。スカイベイビーズ(以下スカイ)に入るまでは、会社員をしていた時期も、フリーランスだった時期もあります。いま中2になる長男を産んだのは、新卒から数えて2社目に転職してすぐのこと。次男はその2年後に授かりました。ちょうど産休の直前に東日本大震災があって、混乱の大きいなか、満員電車でも頑張って出社していたことをよく覚えています。復職後もリモートワークなんてない時代だったから、保育園と育児の両立がしんどくて……ほら、2人以上子どもがいるとお互いに風邪をうつしあって、強力なウイルスがつねに家の中にある感じじゃないですか?

──わかります……! 出社必須の会社に勤めながら子育てをしていくのは、本当に大変なことと思います。

時短勤務にはしていたけれど、毎日くたくたでしたね。社内のデザイナーも少なかったから、1度仕事が割り振られたら、子どもが体調を崩したからといって誰かに頼むのは難しい。当時の会社ではママ第1号だったので、みなさん温かく見守ってはくれたけれど、変なプレッシャーも感じていました。それに、やっている案件の量は同じはずなのにボーナスが少なかったりすると、子どものことで出社できない日があるのを負い目に感じてしまうんです。パソコンがあれば家で作業はできるし、ギリギリながらも案件はこなせているのに、出社をしているかどうかで評価されちゃうことにも違和感がある。じゃあ、1回フリーランスになってみようと考えて、30代に入ったころに独立しました。3人目の子どもを産んだのは、そのあとです。仕事も落ち着いて、バタバタと育てた上の子たちも多少は手が離れ、3人目がいてもいいなぁと思って。

──フリーランスになっての子育てはいかがでしたか?

フリーランスは勤務の融通は効くけれど、保育園に預けるのが会社員より大変なんですよね。上の2人がちょうど小学校に上がったときだったから兄弟加点もないし、個人事業主だから自宅保育が可能だと判断され、入園の優先順位が低くなるリスクがある。だから産後2ヶ月で民間の託児所に預け、「すでに預けて復帰している」という加点をもらって、なんとか保活をクリアしました。

──スカイに入社したのは、どんなきっかけがあったのでしょうか。

フリーランスになって5年ほど経ったところで、またチームの働き方も経験したいなと思うようになったんです。Web業界って進化が速いから、案件単位でいろんな仕事に関わっているだけだと、新しい情報をキャッチしそびれる気がして……子どもたちが大きくなり、収入や忙しさをもう少し安定させたいという気持ちもありました。そんなときに、ずっとお付き合いがあった安井さんからお声がけをいただいて入社を決めたんです。

いまは、スカイではコーポレートサイトや採用サイトなどのWebデザインと、自社事業「ソラミドごはん」のSNS企画を担当。フリーランスとしてはスカイで請けているようなお仕事もしつつ、小規模ベンチャーの立ち上げやSNSマーケティングなどをお手伝いしています。

チーム内でスケジュールを融通し合いながら、シームレスに働く

──いまは毎日、どのようなタイムスケジュールでお仕事をされていますか?

朝は5時ごろに起きて、まず仕事をします。6時半ごろから洗濯機を回したり、来春まで給食室が工事に入っているためお弁当をつくったりして、上の兄弟を起こし、朝の支度。8時くらいに兄弟が登校していったら、下の子を起こして身支度を整え、保育園に連れて行きます。そのまま買い物やちょっとした家事をして、本格的に仕事をするのは9時半から18時ごろまで。でも、兄たちが下校する夕方以降には、お友達関係や習い事の送迎が発生したり、ゲリラ豪雨でびしょ濡れになってきたから対応したり……みたいなイレギュラーがたくさんありますね(笑)。

──平日のちょっとしたイレギュラー対応、小学生以上の育児あるあるですね……。そうした細切れの家事育児がどうしても発生するなか、仕事を円滑に進めるために工夫していることはありますか?

子どもたちが帰ってきてから寝るまで、言ってみれば勤務時間外の間も、スキマでできる作業にはなるべく対応するようにしています。ごはんをサクッと食べ終えてできた時間にメールを確認して、すぐお戻しできるように必要なタスクを洗い出しておく、とか。日中のまとまった時間はできるだけ制作に集中したいから、そういう細かい仕事を進めておくのが大切なんです。最初の会社員時代に比べると、明確なオン・オフはありません。間に合わなければ夜や土日にやることもあるし、反対に余裕があれば、平日にお休みすることもあります。

スカイに入った当初は人数も少なかったから、フリーランス時代並みの忙しさが続くこともあったけど、最近はデザイナーも増え、仕事量やスケジュールを調整しやすくなってきました。だから、子どもが突然ケガをして仕事ができない! なんて事態が発生しても、あまり締切に慌てることなく働けています。

──仕事と子育てを、うまく両立していらっしゃるのがよくわかります。

デザイナーはパソコンがあればどこでもできるし、案件単位で動ける仕事なので、基本的には育児と両立しやすい職種だと思います。でも、素直にそう感じられるのは、スカイに出社義務やコアタイムがないからかもしれません。自分の働きやすい時間を確保して、割り振られたタスクさえクリアしていれば、きちんと評価してもらえます。周りのことも気にならないし、出社できない引け目を感じる必要もない。出社が前提の会社だと、どれだけ仕事をしていてもやっぱり申し訳なく感じてしまうから……そういう無駄な罪悪感を背負わずに済むのが助かっています。

社内には有休や看護休暇みたいな制度はないけれど、それは、そんな制度を使わなくても休みたいときに休めばいいという雰囲気だから。子育てをしているかどうかにかかわらず、お互いの働きやすいタイミングをお互いに理解して、時間を融通し合っているイメージです。私の場合は、平日の保護者会なんかにも行けるし、天気に左右される行事などにもわりと対応しやすいですね。

──完全なフリーランスではなく、スカイという会社にも所属していることの良さは、どんなところでしょうか。

長期で休みたいタイミングでお客様への提案がかぶってしまっても、チーム内で「そこはお休みなのでお願いします。代わりにここを担当します」などと調整できます。それから、ほかのメンバーが携わったクリエイティブを見て刺激を受けたり、自分のつくったものを客観視できたりするのもいい。デザインチームは定期的にミーティングをしていて、成果物のクオリティを高めるための情報共有やルール作りにも取り組んでいます。1人だと案件をこなすだけで精一杯になりがちなので、そういうことを考える機会が得られるだけでもありがたいです。

子育て社員だけではなく、誰もが休みやすい会社がいい

──子育てしながらキャリアも積んでいきたい人は、これからもっと増えていくと思います。どんな環境があれば、どちらもあきらめずにいられると思いますか?

まずは柔軟なお休みが取れる環境でしょうか。前職の会社では半休や1日有休しか選択肢がなかったけれど、子ども関係で休みたいのは1~2時間だったりする。そのあたりを柔軟に対応できるだけで、ぐっと働きやすくなると思います。子育て社員向けの特別な休暇制度などはいらないけれど、平等に、誰もが休みやすい環境が整うといいですよね。

あとは、やっぱり同僚や上司の理解です。スカイは子どもを育てている人は少ないけれど、みんなとても理解があります。それぞれが社外でも働いていることもあり、周りがいつどんなふうに仕事をしているかには、よい意味で干渉しないムードなのかもしれません。

──最後に、堤さんがこれからどんなふうに仕事をしていきたいか教えてください。

デザイナーは日々スキルを磨いていかなくちゃいけない仕事なので、つねに勉強は続けていきたいと思っています。スカイの自社事業にももっと力を入れたいし、その経験はフリーでお受けしているマーケティングにもつながっていくはず。それから、スカイのなかで、働き方を改善していく「ワークデザイン部」にも所属しているんです。まだ子どもを育てている社員は少ないけれど、子育てwikiをつくって困りごとや解決策などの知見を蓄積したり、ママパパのおしゃべり会をやったりしたいんですよね。そのほか、子どもの有無に限らず社員同士のコミュニケーションを促す施策を考えて、さらに働きやすい環境づくりを目指していきたいと思っています。

──3人の子どもを育てながら、自身のキャリアともしっかり向き合ってきた堤さんのご経験は、きっとスカイの環境づくりにもよい影響をもたらすだろうなぁと思います!

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