コーポレートサイトとホームページの違いは?Webサイトの種類を解説
コーポレートサイトとホームページにはどんな違いがあるのでしょうか?
この記事では下記について解説していきます。
- コーポレートサイトとホームページの違い
- コーポレートサイトと他のWebサイトの違い
- コーポレートサイトとは何か?ってなに?
- コーポレートサイトを作るときのポイント
この記事を読むだけで、コーポレートサイトと他のホームページの違いがわかるようになります。
株式会社スカイベイビーズ 代表取締役/クリエイティブディレクター
クリエイティブや編集の力でさまざまな課題解決と組織のコミュニケーションを支援。「自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい、働き方の多様性を探求している。スカイベイビーズでは、コーポレートサイト、採用サイト、オウンドメディアなどジャンルを問わず様々なWebサイトの制作・運用の支援まで幅広く手掛ける。
コーポレートサイトとホームページとの違い
最初にコーポレートサイトとホームページの違いを紹介します。
端的に説明すると、コーポレートサイトはホームページの一種です。
まず、ホームページには下記2つの意味があります。
- Webサイトのトップページ
- Webサイト全体
1つ目のWebサイトのトップページとは、公式サイトを開いたときに一番最初に表示されるページのことを言います。
弊社サイトの場合には、こちらのURL(https://www.skybabies.jp/)をクリックしたときに、一番最初に表示されるページ=ホームページとなります。
2つ目のWebサイト全体のことを意味する際には、サイト内すべてのページのことを指します。
弊社のケースでは、こちらのURL(https://www.skybabies.jp/)の中に入っている全てのコンテンツ=ホームページです。
現在では、ホームページという言葉は、2つ目のWebサイト全体を指す意味で使われていることが多いです。
そのため、ホームページの一種としてコーポレートサイトがある、とイメージしていただいて問題ありません。
では続いてコーポレートサイトについて解説していきます。
コーポレートサイトとは?
コーポレートサイトについて紹介していきます。
コーポレートサイトは大小関係なく、企業の顔となるホームページのことを指します。
コーポレートサイトには下記を始めとした企業に関わるあらゆる情報が掲載されています。
- 会社概要
- サービス紹介
- IR情報
- 採用情報
- 導入事例
つまりこれらの情報を求めてやってくる
- 取引先
- 顧客
- 株主
- 求職者
などのあらゆるステークホルダーに企業の情報を知らせる役割を持っているのがコーポレートサイトです。
コーポレートサイトは原則1社に1つ。
大きな会社であれば事業部ごとにWebサイトを持つこともありますが、コーポレートサイトが複数になることはありません。
コーポレートサイトの目的・メリット
コーポレートサイトを持つ目的とメリットは主に下記のようなものがあります。
▼目的・役割
- 企業の全体像を伝える
- あらゆるステークホルダーへ情報提供をする
- ブランディングの一助になる
- 営業ツールとして活用できる
- 採用に使える
▼メリット
- 企業の情報をあらゆる人に伝えられる
- 企業のイメージアップに活用できる
- 企業への信頼度が上がる
- ビジネスチャンスの獲得につながる
- ユーザーのサポートがスムーズに行える
- 求める人材の獲得ができる
コーポレートサイトは様々な目的・役割があり、それにより多くのメリットを自社にもたらします。
より詳しい内容は下記記事にまとめていますので、合わせて読んでみてください。
※関連記事:コーポレートサイトとは?
https://www.skybabies.jp/media/what-is-corporate-site/
コーポレートサイトと他のホームページの違い
次に、コーポレートサイトと他のホームページの違いを紹介します。
ここでは下記5つのサイトとの違いを解説していきます。
- サービスサイト
- プロモーションサイト
- 採用サイト
- ECサイト
- オウンドメディア
1つずつ解説していきます。
サービスサイトとの違い
まずはサービスサイトとコーポレートサイトの違いを紹介します。
サービスサイトは、特定の商品やサービスの情報を紹介するWebサイトです。
サービスサイトでターゲットとなるのは、見込み顧客を中心とした商品に関心を持つ人たちです。
サービスサイトを通じて商品・サービスへの理解を深め、購入意欲を促進する役割を持ちます。
対してコーポレートサイトは、自社情報をあらゆるステークホルダーに伝える役割です。
このように情報を届けるターゲットと目的が、サービスサイトとコーポレートサイトでは異なります。
プロモーションサイトとの違い
次にプロモーションサイトとコーポレートサイトの違いを紹介します。
プロモーションサイトは、特定の商品を特定のターゲットに向けて訴求するサイトです。
ランディングページ(LP)もプロモーションサイトに含まれます。
プロモーションサイトでは、販売促進や集客を目的に、商品のメリットやキャンペーンを中心とした情報が掲載されます。
コーポレートサイトでは企業情報をあらゆるステークホルダーにという目的を持つため、届けるターゲットと目的が大きな違いです。
コーポレートサイトが会社を紹介するパンフレットなら、プロモーションサイトは商品を紹介するチラシのようなイメージになります。
採用サイトとの違い
3つ目は採用サイトとコーポレートサイトの違いを紹介します。
採用サイトのターゲットは求職者です。自社で働きたいと思っている求職者に情報を発信し、社員を増やすことを目的としています。
そのため、伝える情報は働く環境や社員紹介など会社に少し踏み込んだ内容です。
たとえば採用サイトには下記のコンテンツが掲載されます。
- 仕事内容
- 社員紹介
- オフィス紹介
- 選考フロー これらの情報を掲載することで求人に特化したサイトとなります。
コーポレートサイトは、会社概要や事業内容をメインにあらゆるステークホルダーに発信、信頼を得るもの。
対して採用サイトは求職者からの会社への信頼度を上げるものといえます。
ECサイトとの違い
4つ目はECサイトとコーポレートサイトの違いを紹介します。
ECサイトとは商品やサービスをインターネット上で販売取引するWebサイトです。
ECサイトでの最終的な目的は、商品・サービスの売買。
ターゲットとなるのは購入してくれる人で、サイトを通じて売上が得られます。
対してコーポレートサイトで商品を販売することはありません。
コーポレートサイトは会社の情報を知ってもらうことで、ステークホルダーの信用を得るのが目的です。
ECサイトが販売を通じて売上を得るのに対し、コーポレートサイトでは信用を得ることを目的としている点が違いと言えるでしょう。
オウンドメディアとの違い
最後にオウンドメディアとコーポレートサイトの違いを紹介します。
オウンドメディアとは直訳すると企業が所有するWebサイトのこと。
主にGoogleやYahoo!といった検索エンジンから、集客するブログ型のサイトをさすことが多いです。
集客したターゲットに会社の商品や情報を知ってもらい、未来の顧客・働く仲間といった関係者を増やすような目的で運営されています。
つまりオウンドメディアは、将来への種まきを行うようなWebサイトです。
コーポレートサイトは企業名やサービス名などを指名して検索してくる人に対して会社情報を紹介するのに対して、オウンドメディアでは周辺情報で検索してきた人に情報を届けるような役割があります。
そのため、
- 現在自社に興味を持ってくれている人に伝える=コーポレートサイト
- 将来的に興味を持ってくれそうな人に伝える=オウンドメディア
という違いがあります。
コーポレートサイトを制作する時のポイント
コーポレートサイトを制作するときの5つのポイントを紹介します。
- できるだけ人を出す
- 先導して制作する人を決める
- コンセプトやキャッチコピーを先に決める
- 運用の仕方を考える
- 集客の手段を考える
1つずつ見ていきましょう。
できるだけ人を出すようにする
コーポレートサイト制作時のポイント1つ目は、所属する社員の「顔」が見えるようなデザインにすることです。
近年リモートやオンライン化が進む世の中では、見えないことへの不安が強くなっています。
そのためできる限り「人」を見せるようなデザインにするのがおすすめです。
見えるようにすることで、「この会社のことをより知りたい」「つながりたい」とステークホルダーに感じてもらうことができます。
共感性が高い世の中では、社員の「顔」を見せることが最も効果的で重要です。
誰が先導して制作を進めるのかを決める
コーポレートサイト制作時のポイント2つ目は、誰が先導して進めるかを決めることです。
コーポレートサイトには、商品・サービス情報、IR情報、会社概要など、複数のコンテンツが必要となるため、さまざまな担当者が関わる社内横断プロジェクトになります。
その中で、全員の思いや意見を反映していると、制作は進みづらくなります。
そのため、誰が先導してコーポレートサイト制作を進めるのかを最初に決めることをおすすめします。
先導するのは社長でも事業部長でも、総務でもマーケティングでも大丈夫です。
スムーズに製作するためにも先導する人を決めて、全員の意見を聞きすぎないようにしましょう。
これはプロが制作に入る際にも大事にしているポイントです。
一番最初に誰が先導して進めるのかを決めるようにしましょう。
コンセプトやキャッチコピーを先に決める
コーポレートサイト制作時のポイント3つ目は、コンセプトやキャッチコピーを先に決めることです。
- どんなコンセプト
- どんなキャッチコピー
のコーポレートサイトにするのか、を具体的に決めておきましょう。
Webサイトのデザインから進めてもコンセプトやキャッチコピーが決まっていないとぶれてしまう原因にもなります。
そのため、会社として一番伝えたいことを、コーポレートサイトのキャッチコピーとして最初に決めてから具体的なデザインに入っていくのがおすすめです。
キャッチコピーは企業理念でも別のメッセージでも問題ありません。
たとえば「感情に訴えかけるようなコーポレートサイトにしたい」という場合は、エモーショナルなコンセプトを決めるといいでしょう。
キャッチコピーが決まってから、それを体現するようなデザインへと進めていくのがおすすめです。
運用の仕方を考えよう
コーポレートサイト制作時のポイント4つ目は、運用の仕方を考えることです。
コーポレートサイトは制作して終わりではなく、日々の維持も重要です。
そのため、制作時には運用についても考えるようにしましょう。
- コーポレートサイトの更新を誰がやるのか
- いつ更新するのか
- どのくらいのスパンで更新するのか
このような運用にかかわる内容を決めておきましょう。
たとえば情報更新が必要なのに、運用担当者が決まっておらず更新が止まってしまっている、といったサイトもあります。
あらゆるステークホルダーが見るコーポレートサイトだからこそ、維持する運用担当者を決めてから制作するといいでしょう。
集客の手段を考えよう
コーポレートサイト制作時のポイント5つ目は、集客の手段を考えることです。
「コーポレートサイトで集客をしたい」と考えている場合には、SEOやSNS、どのような手法で集客するのかを考えておきましょう。
集客を目的とする場合、後から変更することは難しいため、最初に設計してから制作するようにしましょう。
たとえば「コーポレートサイトにSEOで集客したい」という場合には、最初から以下のような検討をする必要があります。
- コーポレートサイト内にオウンドメディアを入れ込む
- HTMLタグを最適化しておく
どのような方法でコーポレートサイトに集客したいのかを考えてから制作するようにしましょう。
コーポレートサイトと他のホームページには目的に違いがある
この記事ではコーポレートサイトと他のホームページの違いを中心にお伝えしてきました。
コーポレートサイトは特定のターゲットではなく、あらゆるステークホルダーに自社の情報を発信する役割を持ちます。
そのため掲載する情報も閲覧する人も多岐にわたります。
そんなコーポレートサイトだからこそ、下記のような問題が発生すると、ステークホルダーとの最適なコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
- 必要な情報がコーポレートサイトに網羅されていない
- どこを見たらほしい情報が得られるのかわからない
- デザインがいまいちで会社のことが信用できない
もしコーポレートサイトの制作を考えている場合には、一度プロの意見を聞いてみるのもおすすめです。
このブログを運営している当社スカイベイビーズはコーポレートサイト制作の実績を多数持っています。
もし「コーポレートサイトを制作したい」「コーポレートサイトをリニューアルしたい」などとお考えでしたら一度当社にご相談ください。